2019年6月17日(月)

水の幻想(10) モンドリアン「海(星空と海)」
実践女子大学教授 六人部昭典

美の十選
2018/9/27付
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日本経済新聞 朝刊
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モンドリアンは、抽象絵画を生みだす局面で、海の主題に取り組んだ。画面では、垂直線と水平線が交差する。水平線は微妙な傾きを示すものが多く、それらが垂直線と繋がり、あるいは交わる。そして画面は、膨らみをもった楕円形で縁どられている。画家は、どのような海を描こうとしたのだろう。

海は太古以来、潮の満ち引きと波の動きを繰り返してきた。このような潮の干満の周期は月の満ち欠けと響き合う。さらに、生命を生む女…

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