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非公式キャラ「ラガマルくん」自腹で奮闘

ラグビーW杯まで1年

7人制ラグビー女子日本代表の選手らと触れ合うラガマルくん

最近ひそかな人気を集める、ゆるキャラがいる。宇宙からやってきた未確認生物の「ラガマルくん」。非公式の存在ながら、ラグビーを広めに日本国内とアジアを駆け回る。

2017年5月。スーパーラグビーの試合が行われる東京・秩父宮ラグビー場に、その純白のボディーが初めて全容を現した。大きな両目の間に楕円球でできた鼻。笑顔でファンと触れあい、写真撮影に応じる。今や日本代表戦などでおなじみになった姿だ。短文投稿サイトのツイッターでも、くすりとさせる書き込みを連発する。

生みの親であり「中の人」でもあるのが俳優の今江憲さん。本業とはかかわりのない活動で「基本ノーギャラ。交通費なども自腹です」。

大学卒業後、学生時代に熱中したラグビーとは距離を置いてきたが、日本が南アフリカから金星を挙げた3年前のラグビー・ワールドカップ(W杯)を見て「人ってこれほど感動するのかって。ラグビー愛が爆発した」。次に気になったのは19年W杯の認知度。「ゆるキャラで関心を高められるんじゃないか」とひらめき、自らデザインを考えるとツイッターで活動開始。半年後に着ぐるみをつくった。

ラガマルくんのプロデューサーである俳優の今江憲さん

ラグビーで培った体力が生きている。「着ぐるみ業界では中に入るのは20分が限界といわれるけど、僕は2時間いける」。着ぐるみは「大きすぎると子どもが怖がる」ため、180センチの長身に合わないミニサイズ。大好きだったというタックルの時のように、膝を曲げた姿勢で耐える。

これまでの出動回数は60以上。スーパーラグビーのサンウルブズの応援で香港やシンガポールにも遠征した。努力が認められ、6月、東京都調布市のアンバサダーに就任。出番は増えてきた。目標は同じ非公認キャラで全国区となった「ふなっしー」。まずは開催中の「ゆるキャラグランプリ」の優勝を目指す。

「一番うれしかった」のは先日、ファンから届いたメッセージだ。「全くラグビーに興味がなかったけど、ラガマルくんのおかげで好きになりました」(谷口誠)

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