2018年9月19日(水)

ポプテピピック 単独出資で攻めるアニメ
チャーリーの丸わかりビジネスモデル(3)

丸わかりビジネス
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2018/9/5付
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NIKKEI MJ

 「ポプテピピック」は、ニコニコ動画などで熱狂的な人気を誇るアニメコンテンツ。再生回数は12話すべてが100万回を超え、第1話は現在300万回を超えている。

 30分のアニメ枠にもかかわらず、最初の15分が終わったらエンディングが流れ始める。後半の15分ではほぼ同じ内容が再放送されるが、起用される声優が前半とは異なるという前代未聞の作品だ。

 なぜ、これだけの人気があるのか。ビジネス面で重要だったのは、複数の企業が出資する製作委員会方式ではなく、「単独出資」にしていることだ。

 製作委員会方式は複数の会社でリスクを分散できる一方で、デメリットもある。出資比率に応じて利益が分配されるため成功しても実入りが少なく、多くの関係者が関わるためにリスクをとったコンテンツ製作の調整がしづらい。

 ポプテピピックはキングレコード単独製作にすることで責任の所在が明確になり、多数のパロディー作品を実現するなどリスクをとりやすくなった。

 ではなぜ、高いリスクをとることができたのか。ひとつの背景としては、マネタイズの手段が多様化したことが大きい。

 放映と同時期にさまざまな動画配信サイトで配信し、それにより話題が生まれる循環ができている。実際、ポプテピピックはニコニコ動画やフールーなど様々な配信サイトで視聴できる。

 原作は大川ぶくぶ氏の4コマ漫画。出版元の竹書房は一銭も出資していないと最終話で述べているため、図解には関係者として入れなかった。

[日経MJ2018年9月5日付]

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