2018年9月26日(水)

星夜航行(上・下) 飯嶋和一著 乱世舞台に悲劇的な叙事詩

批評
2018/8/25付
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日本経済新聞 朝刊
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 小学館専属だった飯嶋和一が新潮社から新作を出したので期待した。ストーリーテリングに力をいれた巻を措(お)く能(あた)わずの物語、しかもユーモアを交えた人間讃歌(さんか)のような新境地を期待したのだが、相変わらず濃密で真摯で悲劇的な歴史小説、いやむしろ一段と叙事詩的な色合いを濃くして圧倒的だ。

 物語の舞台は、戦国時代から豊臣秀吉による天下統一および朝鮮出兵におよぶ激動の時代で、まず天正七(一五七九…

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