2018年9月22日(土)

絵画を彩る額縁(1) 藤田嗣治「姉妹」
額装家 小笠原尚司

美の十選
2018/8/21付
情報元
日本経済新聞 朝刊
保存
共有
その他

 絵画は額縁によって彩られ、鑑賞の対象となる。額縁が先か、絵が先か。額縁が絵を彩るのか、絵が額縁を彩るのか。絵画史と共に考えてみたい。

 「姉妹」は藤田嗣治が1950年にパリで描いた油彩画だ。周囲を枠取る八角形の額縁は、藤田自身が手作りしたもので、素朴な味わいと遊び心に満ちている。

 絵と接する窓口と外周に連なる菱形(ひしがた)の装飾帯は、一つ一つていねいに彫られているが、大きさや形は不揃(ふぞろ)…

[有料会員限定] この記事は会員限定です。電子版に登録すると続きをお読みいただけます。

秋割実施中!日経Wプランが12月末までお得!

電子版トップ



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報