2018年11月13日(火)

絵画を彩る額縁(1) 藤田嗣治「姉妹」
額装家 小笠原尚司

美の十選
2018/8/21付
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日本経済新聞 朝刊
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絵画は額縁によって彩られ、鑑賞の対象となる。額縁が先か、絵が先か。額縁が絵を彩るのか、絵が額縁を彩るのか。絵画史と共に考えてみたい。

「姉妹」は藤田嗣治が1950年にパリで描いた油彩画だ。周囲を枠取る八角形の額縁は、藤田自身が手作りしたもので、素朴な味わいと遊び心に満ちている。

絵と接する窓口と外周に連なる菱形(ひしがた)の装飾帯は、一つ一つていねいに彫られているが、大きさや形は不揃(ふぞろ)…

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