日銀 出口への難路(上) 緩和効果・副作用の相反 焦点
植田和男 共立女子大学教授
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ポイント
○長短金利操作やETF購入の副作用懸念
○実質は極めて弱いフォワードガイダンス
○物価低迷長引くほど対策の副作用は強く
○長短金利操作やETF購入の副作用懸念
○実質は極めて弱いフォワードガイダンス
○物価低迷長引くほど対策の副作用は強く
日銀の金融政策が難しい局面を迎えている。足元では労働市場を筆頭に経済情勢は好調にもかかわらず、物価の動きは鈍くインフレ目標達成のめどは立っていない。出口には程遠い情勢だ。一方、既に20年前後にわたりあらゆる緩和手段を採用してきた結果、ここへきていよいよ追加緩和手段は底をつきつ...

経済学などを専門とする学者や有識者が内外の論文やデータを紹介しながら、学術的な視点から経済の動きをわかりやすく解説します。
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