スペイン 描かれた音楽(9) フリオ・ロメロ・デ・トーレス「カンテ・ホンド」
国立西洋美術館主任研究員 川瀬佑介

2018/7/30 6:00
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日本経済新聞 朝刊
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作曲家のファリャと詩人のガルシア・ロルカは1922年、グラナダでカンテ・ホンド・コンクールを開催した。カンテ・ホンド(深い歌)とは、苦しみや嘆きなど心の奥底から生まれ出る情感を歌う、フラメンコの歌唱の一形式である。フラメンコの商業化に伴い失われつつあった素朴だが真の魂の表現であるこの歌を再興すべく、コンクールは企画された。

それに触発された画家に、コルドバで活躍したフリオ・ロメロ・デ・トーレスが…

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