スペイン 描かれた音楽(3) マネ「スペインの歌手」
国立西洋美術館主任研究員 川瀬佑介

2018/7/17 6:00
情報元
日本経済新聞 朝刊
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19世紀半ば、フランスではスペイン趣味が大流行する。民俗音楽や舞踊など、エキゾチックなスペインの文物はパリっ子たちを大いに楽しませた。レアリスムの画家エドゥアール・マネもスペインに魅了され、ベラスケスやゴヤの画風を研究し、踊り子や闘牛士などを度々描いた。

ギターを弾きながら歌う男性を描いた本作は、マネがスペイン訪問前にパリで制作し、実際の音楽家を描いたものでもないという点で、まったくの虚構である…

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