2018年7月23日(月)

歴史は現代文学である イヴァン・ジャブロンカ著 「私」を組み込む語り方を提唱

批評
2018/6/16付
情報元
日本経済新聞 朝刊
保存
共有
その他

 歴史学と文学は、ときに葛藤をはらみながら、強い繋(つな)がりをもってきた。それは日本でも外国でも同じである。だからこそ、時代の変化にそくして、両者の関わり方を問い直す著作が書かれる。本書はそうした本のひとつ。著者は近現代史を専門にする、フランスの気鋭の歴史家である。

 19世紀はじめ、国家の成立や国民の経験を理解し、語るための学問として歴史学が成立する。ただしこの時点では、歴史家は文学をしばしば参…

[有料会員限定] この記事は会員限定です。電子版に登録すると続きをお読みいただけます。

電子版トップ



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報