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フェイスクリエイツのスタンプラリーアプリ 場所登録のみ、簡単設定

戦略ネットBiz

フェイスクリエイツ(神戸市)が提供するスマートフォン(スマホ)で気軽に楽しめるモバイルスタンプラリーアプリ「ラリー」が、企業や地方自治体のイベントで活用されている。最短5分で作成できる手軽さなども受けて、約3年間で1500以上のスタンプラリーが作成されている。「スタンプラリーは判子からきた日本文化」(フェイスクリエイツの大山雄輝社長)として、海外展開も視野に入れる。

自治体の街巡りや、企業の販売促進イベントなどに使われている

モバイルアプリ「ラリー」は、誰でも最短5分でスタンプラリーを企画できる。スタンプラリーの主催者側は、スタンプを押してほしい場所を登録するだけで済むため、台紙の配布も必要ない。例えば、大阪市内を巡るスタンプラリーであれば、「大阪城」や「あべのハルカス」といった有名スポットをグーグルマップの地点などから選ぶだけで、スタンプを押す場所として登録できる。

ラリーで遊ぶ人は、スマホの位置情報をオンにした状態でスポットにたどり着くと、スマホ上でスタンプを押せるという仕組みだ。ブラウザーでアクセスするだけで利用でき、アプリのダウンロードは必要ない。

無料版と有料版を用意し、無料版は個人向けで、有料版は企業や自治体のイベントでの使用を想定する。有料版は9万9800円でスポットは24カ所設定でき、スタンプラリーに参加できる人数は2500人まで、保存期間は3カ月。特典の応募フォームとの連携やオリジナルデザインの制作なども別途オプションで付けることができる。

これまで個人利用のほか、商業施設や空港、鉄道会社や自治体などで、2015年8月から累計1500以上のスタンプラリーが作られている。

今年春には、48年ぶりに内部を公開した「太陽の塔」の記念イベントでも活用された。太陽の塔がある万博記念公園と近隣の大型複合施設「エキスポシティ」に設置されたクイズに答えながらスタンプを集めることで、太陽の塔になじみのない世代でも楽しめるようにした。

地域活性化のイベントでも活用されている。16年には、岩手県遠野市で妖怪にまつわる地元のスポットを巡る地域イベントでもラリーのスタンプラリーが使われた。

通常、企業や自治体などがイベントなどのためにスタンプラリーのアプリをゼロから開発しようとすると、数百万円規模の費用がかかる。ラリーを使えばその費用を大幅に低減できる。また、プログラミングの専門知識を持たない人でも簡単にモバイルスタンプラリーを作ることができることから需要が高まっている。

ラリーは機能をあえて多く追加せず、シンプルな作りにこだわる。大山社長は「ユーザーによって色々な使い方ができる。企画をする楽しさを味わってほしい」と話す。最近では、QRコードを使った交流や、学校の文化祭の出し物巡りといった新しい使い方も増えているという。

当面は国内での事業基盤を固め、20年以降は海外展開も視野に入れる。17年3月には、米テキサス州で開かれた音楽や映画関連のイベントでも活用されている。集客イベントにとどまらず、教育分野での活用も検討している。

(田辺静)

[日経MJ2018年6月13日付]

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