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高田明(1)帰郷

仕事も金もなく長崎へ 「くちなしの花」心に染みる

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1973(昭和48)年の秋のことだった。大阪と京都の中間にある京阪電鉄香里園駅に近い3畳1間のアパートでひとり暇を持て余していた私は、駅前の喫茶店にふらりと入った。

アパートを借りたのは2週間前だった。仕事がない。金がない。日中は外をブラブラして過ごすのだが、部屋に帰れば暗い空間があるだけだ。その日も暇つぶしに喫茶店に入ったのだった。

ジュークボックスにコインを入れて、どういうわけか渡哲也の「くち...

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高田明

通信販売大手ジャパネットたかた創業者である高田明氏。長崎の片田舎の一介のカメラ店主から、わずか10年あまりで日本を代表する通販王国を一代で築き上げた。独特の甲高い声とぬくもりある九州弁でお茶の間の人気者になった高田氏のモットーは「今を生きる」。

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