2017年12月16日(土)

ネット通じて商品開発 デザインは「利用者任せ」
奔流eビジネス (三浦茜氏)

コラム(ビジネス)
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2017/11/17付
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 このジャケットのこの位置にポケットがついてたら。リュックのここに仕切りが付いていたら完璧なのに。服やカバンなどに対して、ちょっとした改良を願ったことはないだろうか。米国にはそんな「あったらいいな」を実現できるサービスがある。サンフランシスコを拠点とするベータブランドというサービスだ。

複数の着方ができるワンピースなどが商品になっている

複数の着方ができるワンピースなどが商品になっている

 ベータブランドは服やバック、靴などのファッションアイテムのクラウドファンディングを運営している。そのプロセスはデザイン未経験者でも参加できるよう工夫されており、「こういう服が着たい」「機能的なアイテムが欲しい」というデザインのアイデアをベータブランドに送ることからスタートできる。デザインスケッチがあればよりわかりやすいが、なくても問題ない。

 送られたデザインアイデアに対して、まずはベータブランドのコミュニティーのメンバーが投票する。誰でもメンバーになることができるので、デザイン投稿者は友人や家族などに投票を促せる。最初はあくまでアイデアに対する投票で、クラウドファンディングする商品はまだない。

 サイトではアイデアについての簡単なスケッチと投票ボタンが用意されているだけでなく、どの程度の価格帯なら購入するかや、希望の柄、細かなパーツについてのアンケートなどもあわせて行われている。コミュニティーのメンバーに対しては、初期に投票すれば30%オフで商品を購入できるといったインセンティブを用意している。

 一定票が集まるとベータブランドが実際にパターンを引いて、見本となる商品を作ってくれる。その見本商品を使い、アイテム写真や着用例などを撮影し、今度はクラウドファンディングが行われる。30日間で目標額を達成できたら、実際に商品化される。目標額はアイテムによって異なる。

 キックスターターやインディゴーゴーなどの一般的なクラウドファンディングとは異なり、商品はベータブランドのアイテムとしてリリースされる。製造も販売もベータブランドが請け負う。

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