2018年7月19日(木)

大学病院の奈落 高梨ゆき子著 患者連続死 背景にある宿痾

批評
2017/11/11付
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日本経済新聞 朝刊
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 テレビでは、大病院を舞台に活躍する敏腕女医のドラマが大人気だ。本書に描かれる現実は、その対極にある寂寥(せきりょう)たる医療現場。

 群馬大学病院で、一人の医師が手掛けた高難度の肝臓手術で十数人もの患者が亡くなっていた。地域医療の拠点で、医師はなぜ暴走したのか。本書は、その背景に広がる医療界の宿痾(しゅくあ)を炙(あぶ)り出す。

 患者からすれば術前の説明は簡単なもので、太鼓判を押された手術だった。…

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