共産党大会後の中国(上) 習氏1強、長期政権も視野
高原明生 東京大学教授
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ポイント
○次期党大会後も習氏がトップ続投の公算
○集団指導制が形骸化、ポスト毛時代に幕
○経済が減速すれば日本に接近する誘因に
○次期党大会後も習氏がトップ続投の公算
○集団指導制が形骸化、ポスト毛時代に幕
○経済が減速すれば日本に接近する誘因に
中国共産党第19回全国代表大会(通称党大会)、そしてきびすを接して開かれた新中央委員会の第1回総会を経て、第2期習近平(シー・ジンピン)政権が発足した。国家機関の正式な人事は来年春の全国人民代表大会(全人代)になるが、主なポストは内定済みである(表参照)。
党の最高指導機関「...

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