忍者 はたしてその正体は
古文書読み解き研究、国内外ファン向け催しで解説 山田雄司
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海外でも人気を集める日本の忍者。もっとも、この「忍者」という呼称自体、昭和30年代に小説などで使われ、定着したもので、歴史的には「忍び」と呼ばれてきた。ほかに「乱波(らっぱ)」「透波(すっぱ)」「草(くさ)」「奪口(だっこう)」「かまり」などの異名がある。
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地味な服で情報収集
黒装束で素早く動き回り、手裏剣を投げて敵を倒す、というのも後から生まれたイメージ。実際の忍者は地味な服に身を包み...
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