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「1000万円求人」増加 外資も中小も

2017/10/13付
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中途採用市場で年収1千万円以上の求人が増えている。経営のグローバル化やIT(情報技術)の普及を背景に、自社にない知識やスキルを持った即戦力を高年収で獲得する流れが強まっている。日本の技術者確保を狙った外資系企業の求人も目立つ。

ビズリーチ(東京・渋谷)の転職サイトは、年収1千万円以上の求人が前年と比べ4割増えている。高年収層はヘッドハンターを使った募集が中心だったが、「近年は求人を表に出して即戦力を募る企業が増えた」(多田洋祐取締役)。JTBは同サイトで海外事業に関わる財務担当者を年収800万~1400万円で募集。「中途採用で日本の第一人者を獲得していく」(人事担当者)

「1千万円求人」が増える背景に、高年収になりやすいミドル世代の転職増加がある。日本人材紹介事業協会(東京・港)によると、人材紹介大手3社を介して転職した36歳以上の人は2016年度に前の年度と比べ14%増えた。リーマン・ショック前の07年度と比べても75%多い。転職サイトやヘッドハンター経由の転職も増加傾向だ。

35歳以下の若手の中途採用は社内風土に合わせて育てることができる。経験を積んだ即戦力の採用増加は、企業経営にスピード感が求められていることがうかがえる。

中堅中小や地方企業の求人も増えている。システム開発のエーピーコミュニケーションズ(東京・千代田)は、部長クラスの人材を年収800万~1500万円で募集。「受注規模の拡大で、大手企業で経験を積んだ人材が必要になった」(同社)

人材紹介大手のジェイエイシーリクルートメントは、三大都市圏以外の企業からの1千万円求人が3年で7割増えた。大手メーカーのグローバル化に伴い、下請けの中小メーカーも国際業務が増え、経験者の人材ニーズが高まっているという。

日本の技術者を狙った外資の求人も活発だ。エン・ジャパンの転職サービス「ミドルの転職」は、1千万円求人が前年と比べ4割増えた。目立つのが外資の1千万円求人だ。エン・ジャパンが運営する「エンワールド」は、英語を話せる半導体技術者求人の7割が1千万円超の募集となっている。

米国や中国沿岸部など世界的に技術者の給与は上昇傾向にある。「日本の人件費が相対的に下がっている」(エン・ジャパン)ことが外資の高額求人につながっているとの指摘もある。インドのタイヤ大手アポロタイヤは4~5月、インドかオランダ勤務の研究開発部門の責任者を最高年収5千万円で募集している。

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