「フィンランド・デザイン展」
「普遍性」の原点たどる
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20世紀の建築やデザインを先導したモダニズムは、一言でいえば普遍性を目指した運動だった。土地固有のものより、どこでも受け入れ可能な合理的な造形。その世界的な潮流の中で北欧のフィンランドは独自のモダンデザインを築き上げた。
東京の府中市美術館で開催中の「フィンランド・デザイン展」は独立100周年を機にその原点にさかのぼり、いまなお愛される食器などを生んだ背景をたどる。
同国の美術や工芸が注目を集め...
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