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緊迫 北朝鮮

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首相「北朝鮮の脅威、眼前」 国連演説、圧力強化求める

2017/9/21付
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【ニューヨーク=田島如生】訪米中の安倍晋三首相は20日午後(日本時間21日未明)、国連総会で一般討論演説をした。北朝鮮の核実験や日本上空を通過した弾道ミサイル発射を踏まえ「脅威はかつてなく重大で眼前に差し迫ったものだ」と力説。金正恩(キム・ジョンウン)委員長を「独裁者」と批判し、国際社会で結束し北朝鮮に圧力を強めるよう呼びかけた。

20日、国連総会の一般討論演説を行う安倍首相(ニューヨーク)=共同

20日、国連総会の一般討論演説を行う安倍首相(ニューヨーク)=共同

北朝鮮が開発している核兵器について「(爆発力の大きい)水爆になったか、なろうとしている」と分析。核兵器を搭載する弾道ミサイルは「早晩、大陸間弾道ミサイル(ICBM)になるだろう」と述べた。北朝鮮の核開発により「核不拡散体制は深刻な打撃を受けようとしている」と懸念を示した。

首相は国際社会が1990年代前半や2000年代、北朝鮮との対話を通じて経済支援に踏み切ったものの、核・ミサイル開発を阻止できなかった点を問題視。北朝鮮は「核・ミサイルの開発を諦めるつもりなど、まるで持ち合わせていなかった」と指摘。国際社会との対話は「我々を欺き、時間を稼ぐため、むしろ最良の手段だった」と振り返った。

北朝鮮への対応に関して「必要なのは対話ではない。圧力だ」と明言した。「全ての核・弾道ミサイル計画を、完全、検証可能かつ不可逆的な方法で放棄させなくてはいけない」と話し、めざすのは核開発の凍結ではなく、あくまでも非核化だと主張した。米国が軍事行動を含む全ての選択肢を検討しているのを「一貫して支持する」と語った。

国連安全保障理事会が11日に採択した北朝鮮への石油輸出に上限を設ける追加制裁決議を「多とする」と評価しつつも「始まりにすぎない」と表明した。北朝鮮の核・ミサイル開発に必要な資金や物資が流入するのを防ぐため、全ての国連加盟国に「厳格かつ全面的な履行を確保する」よう促した。

北朝鮮による日本人拉致問題にも言及。1977年に拉致された横田めぐみさん(当時13歳)を挙げ「彼らが一日も早く祖国の土を踏み、父や母、家族と抱き合うことができる日が来るよう全力を尽くしていく」と語った。トランプ米大統領が19日の一般討論演説で、横田さんら日本人拉致問題を取りあげたのに呼応した。

首相は北朝鮮について勤勉な労働力や地下資源を活用すれば「明るい未来がある」と述べた。「拉致、核、ミサイル問題の解決なしに、人類全体の脅威となることで開ける未来などあろうはずはない」と言明した。

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