2017年11月25日(土)

訪日外国人向けメディア活況、月間150万人利用も
D4DR社長 藤元健太郎

コラム(ビジネス)
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2017/9/8付
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 一時は停滞を危惧されたインバウンド市場だが、訪日外国人数は順調に増加している。4~6月期の旅行消費額も1兆776億円と過去最高となった。中国人の爆買いはやや落ち着きつつあるが、逆にツアーから個人旅行にシフト。滞在費全体で見るとイギリスやイタリアが中国を超えるなど、買い物、食事、体験のニーズの多様化も進んでいるようだ。

訪日客向けメディアの役割は大きくなっている(LIVEJAPANの画面)

訪日客向けメディアの役割は大きくなっている(LIVEJAPANの画面)

 訪日リピーターも増加するなか、一般的に知られた観光地では満足しない層も増えている。受け止める側の自治体や観光産業も、ツアーに組み込んでもらったり、買い物クーポンをばらまいたりといったこれまでの施策では対応できなくなっている。インバウンド産業として複雑化していくニーズにどう応えるかが課題になりつつある。

 こうした背景を踏まえて注目されているのが、インバウンド向けのメディアだ。個人旅行を楽しむ外国人が旅の前の情報チェックや旅行中のアクティビティーの決定などにあたり、ネットのメディアは重要なツールになりつつある。

 昨年4月にぐるなび東京急行電鉄、東京メトロなどが立ち上げた首都圏のインバウンドメディア「LIVEJAPAN」は1年ちょっとですでに8カ国語で1045の記事コンテンツを擁する。利用者は月間150万人(ユニークユーザー=UU)と順調に増やしている。

 その名前の通り、リアルタイムな情報を売りにし、外国人たちにタイムリーな情報提供を目指している。現在はその趣旨に賛同する企業が続々と加わり、全37社・局が協力してサイトを運営している。インバウンドニーズを確実に受け止めるために日々どんなコンテンツが見られているかを分析し、各社局の担当者が集まる勉強会なども活発に開催しているそうだ。

 2014年に立ち上がったMATCHA(マッチャ)も9言語で150万UUを超えるサイトに成長している。20~30代の個人旅行客をターゲットに、ユニークなコンテンツを配信している。

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