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クシュナー氏、共謀を否定 4回の面会は認める
大統領娘婿、議会証言前に声明

2017/7/25付
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【ワシントン=永沢毅】2016年の米大統領選でのロシア政府による干渉疑惑「ロシアゲート」を巡って、トランプ大統領の娘婿クシュナー上級顧問が24日、米上院情報特別委員会で非公開で証言した。証言に先立ち発表した声明ではロシアとの共謀を否定。大統領選中から4回、ロシア政府関係者と面会していたことを明らかにしたが「不適切な接触はない」と訴えた。

一連の疑惑でトランプ氏の親族が議会の聴取に応じたのは初めて。

クシュナー氏の声明は11ページにわたる。「私はいかなる外国政府との共謀関係はないし、選挙戦チーム内で共謀していた人物も知らない」と主張。「私のビジネスへの融資でロシアの資金に頼ったことはない」とした。

昨年6月のロシア人女性弁護士との面会については、トランプ氏の長男ドナルド・トランプ・ジュニア氏に誘われ、遅れて出席したと説明。この弁護士はロシア人の子どもの養子縁組に関し話していたといい「私が出席した範囲では、選挙に関わる内容は含まれていなかった」という。中座する理由を作るため「10分ほどたって『私に電話してくれないか』とアシスタントにメールした」として、「時間のムダ」だったと振り返った。

この面会はジュニア氏が、民主党候補だったクリントン元国務長官に不利な情報の提供を持ちかけられ、クシュナー氏、選対会長のマナフォート氏とともにニューヨークのトランプ・タワーで開かれたことが明らかになっている。面会を仲介した人物はジュニア氏に、メールで「ロシア政府によるトランプ氏への支援の一環だ」とあらかじめ伝達。クシュナー氏は声明で、このメールのやり取りを、最近になって弁護士に教えられるまで知らなかったと主張した。

声明では、昨年12月の駐米ロシア大使との面会に関し、盗聴の恐れがない秘密通信回線をロシア外交施設内に設置するよう要請したとの報道を否定。大使側からシリア政策について話をしたいとして、情報保全がしっかりした通信網がないかを尋ねたという。米欧の制裁対象となっているロシアの国営銀行の頭取との面会は駐米ロシア大使の要請で会ったものの、ロシア制裁を含めて「具体的な政策を議論したわけではない」と説明した。

機密情報を取り扱う政権幹部に就く際は、外国政府職員との接触についての報告が義務付けられている。クシュナー氏は声明で、秘書らとの連絡がうまくいかず「不十分なまま書面を提出した」と釈明した。

クシュナー氏の証言は非公開で、ウソをつけば偽証罪に問われる議会での宣誓証言をしなかった。同氏は25日に下院でも聴取に応じるが、これも非公開となる。

クシュナー氏以外のトランプ氏の親族では、26日に予定していた長男ジュニア氏の上院司法委員会での証言が延期となった。同委は非公開で聴取した後、公聴会を改めて日程調整する運びだ。

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