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[バンコクポスト]タイ、クレジットカード利用制限

返済不能の若者増加 懸念

タイ中央銀行は数カ月内に発表予定の新規制で、月収が3万バーツ(約10万円)以下のクレジットカード保有者の利用限度額を月収の1.5倍までに制限する。1人当たりの保有できるカードも3枚までにする。カード上限金利も現行の20%から18%に引き下げるといわれている。

中銀の現行規制では与信限度額がカード保有者の月収の5倍。1人当たりの保有枚数の制限もない。カードを持つための最低月収は1万5千バーツになっている。

規制強化に乗り出す背景には、若者を中心に債務不履行が多発しているとプオイ・ウンパコーン経済研究所(Pier)が報告した事情がある。報告によるとタイ人の17%が個人ローンを利用し、その30%は25~35歳の新卒労働者が占める。この新卒の約20%が債務不履行に陥り、それはタイ人全体の平均債務不履行率の15%を上回っている。

公的信用情報機関ナショナル・クレジット・ビューローとPierは30歳のタイ人の半数が個人ローンやクレジットカードで借金の多くを借り、29歳のタイ人はその20%が返済不能に陥っているとも発表。懸念はさらに高まった。

中銀によると3月末のクレジットカード総貸付残高に占める債務不履行額は前年の3.74%から4.09%に膨れあがった。

アユタヤ銀行のリテール・消費者部門長ダン・ハルソノ氏は、中銀による無担保ローンの規制強化が実施されれば、同行は来年から影響を受けると指摘。手数料、金利収入など他の収益源を拡大して、失った収益を補うように事業計画を見直す必要があるという。

「(規制強化は)借り手の借金への自制心を強めると思う。月収3万バーツ以下なら(借金して)過度に出費するのは控えるべきだ」とも語った。

(2017年7月7日付 タイ・バンコクポスト紙)

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