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SNSでバズってるニュースをキーワード検索

コンサルティング事業のアウル(東京・港)は交流サイト(SNS)で反響の大きい話題やニュースを1秒で検索できるサービスを始める。インターネットメディアを中心に約1500件の媒体を網羅する。SNSで刻々と変化する話題をタイムリーに知りたいというニーズが高まっていることに対応。個人や法人に提供する。

SNSで話題になったニュースを、キーワードで即座に検索できる

アウルが始める新サービス「RUNDA(ルンダ)」ではプロ野球から芸能情報、経済ニュースまで扱うトピックは幅広い。同社の北村俊二社長は「SNS上でシェア(共有)されたものや、『いいね!』のついた件数を自社のサーバーが取り出し、日本全国で注目のニュースを即座に分析する」と話す。

ルンダは5月下旬に開始した。ルンダのサイト上には「注目のニューストップ20」が表示され、検索サービスの機能もつけた。検索方法によっては直近1週間や1カ月に設定を変更できる。

また社名やサービス名の検索もできる。例えば、「ソフトバンク(マイナス)野球」と打ち込むと、プロ野球の情報を除いたソフトバンクグループの経営ニュースを調べられる仕組みだ。

「個人向けには就活生、法人向けには企画部や金融機関などの利用が見込めるのではないか」とコンサルティンググループの柴田大輔グループリーダーは話す。インターネット版の無料会員は話題のニュースだけを見られ、有料会員になると掲載時期などを絞って検索できる機能を使える。有料会員は主に法人向けを想定しており、月額4万8千円から。

同社はこれまで自社で作ったシステムを使って、ニュース検索サービスを顧客に提供していた。「内製化はもったいないから、外部に売り出してみたら」。顧客からの一言でルンダの開始が決まったという。

ニュースサイトではニュースの隙間に広告をはさむ「インフィード広告」市場が拡大傾向にある。ルンダを使えば話題になったニュースや閲覧数の多いニュースサイトを分析できる。企業側が最適なインフィード広告を選べ、顧客も検索機能以上のメリットを得られる。

個人向けには無料対話アプリのLINEを活用する。ルンダ専用のLINEのアカウントを開設し、「友達」になってもらう。例えば利用者がルンダのアカウントに「セブンイレブン」とメッセージを送信すると、自動でセブンイレブンに関連した情報を収集し、返事をする。

同社は2017年度中にも無料の会員数を100万程度獲得し、有料の法人会員は100~200社程度を狙う。AI(人工知能)などを使って検索の精度も向上させていく考えだ。

今回ルンダが検索の対象とするのは、ヤフーやライブドアニュースといった無料の大手ポータルサイトが中心だ。法的には問題はないと判断しており「ルンダによってアクセス数も伸びる」(北村社長)と検索先のサイトへの相乗効果も期待する。反社会的なニュースなどがルンダに入らないよう、専門の人員を配置するなど気を使う。

SNSでの話題を気にする企業やユーザーはさらに増えていく見通しだ。刻々と変化する話題を企業がうまく把握し迅速に対応できれば、新たなビジネスの切り口も見えてくる可能性がある。アウルは今後もそうした企業を支援するサービスを提供していく。(大西綾)

[日経MJ2017年5月31日付]

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