2019年6月18日(火)

直販大本命「D2C」、広告から販売までネット総動員 (三浦茜)

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2017/4/2 6:30
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とはいえ購入する際は実際に重さや大きさを見たいもの。そこで見たのはユーチューブだった。たくさんのユーチューバーがアウェイの開封動画やパッキングの様子を公開している。実際のサイズ感や利用者の感想を確認でき、写真よりずっと情報が多い。私もこれでサイズと色を決めた。

みうら・あかね 上智大学卒。サンフランシスコ在住。米国でアーリーステージのスタートアップ投資を行うスクラム・ベンチャーズ マーケティングVP。

みうら・あかね 上智大学卒。サンフランシスコ在住。米国でアーリーステージのスタートアップ投資を行うスクラム・ベンチャーズ マーケティングVP。

またアウェイは「100日トライアル」を全ての購入者に付けている。購入後100日間は使用後でも理由は問わず返品が無料。これも購入を後押しした。

この一連の流れが非常に新しい体験だと感じた。これまでなら、友人に口コミを聞いた後は量販店に向かっていただろう。しかし検索し、広告に追いかけられ、何度かのサイト訪問を経て、ユーチューブで使用感を確認し購入する。そして届いたパッケージがしゃれていたので自分自身も交流サイト(SNS)でシェアした。

アウェイはインスタグラムに特に力を入れており、多くのフォロワーを持つインフルエンサーを介して認知される事が多い。テレビや雑誌より細分化された層に届き、影響力も大きい。

前述の通り、これまで実店舗とネットでは、ネットの方が販売のハードルが高いと思っていた。しかしネットは見込み顧客に繰り返しアプローチでき、店舗より何倍もの人にリーチすることができる。SNSを活用すれば、インフルエンサーや一般の人が店員になってくれる。D2Cブランドは新たなチャネルを積極的に活用し、大きく売り上げを伸ばしている。

(スクラムベンチャーズ マーケティングVP)

[日経MJ2017年3月31日付]

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