最新の市場情報

「※」は20分以上遅延
日経平均株価(円) 22,079.09 +34.64
日経平均先物(円)
大取,19/12月 ※
21,910 +40

[PR]

投資番付

フォローする

台湾ドル、上昇基調一服 米政権の貿易政策警戒
通貨番付

2017/3/7 14:34
保存
共有
印刷
その他

台湾ドルの上昇基調が一服している。急ピッチで年初から約5%上昇し、2月後半に1ドル=約30.7台湾ドルと約2年ぶりの高値を付けたが、3月に入って下落に転じた。景気回復や海外の投資資金流入で上昇基調は今後も続くとの見方が多い。ただ米国のトランプ新政権の貿易政策への警戒感もくすぶっている。

台湾ドル高の主因は景気回復だ。IT(情報技術)産業が主導し、輸出額は1月まで4カ月連続で前年同月比プラス。台湾の実質域内総生産(GDP)の約7割を占める輸出が好調で、昨年10~12月期のGDPは2.88%増と7四半期ぶりの高い伸びを記録。海外の投資資金も流入した。

輸出が主体の台湾では過度の台湾ドル高が景気に打撃を与えるため、中央銀行に安値誘導を求める声も強まる。ただ台湾は一時マイナス成長に陥り、中銀が昨年7月まで4回連続で利下げを実施しており、さらなる下げ余地は乏しい。トランプ氏の為替操作批判を背景にドル買い介入にも動きづらくなっている。

「トランプ氏が貿易戦争を引き起こすかがカギになる」。台湾経済研究院の彭思遠氏は米国が中国と通貨安を競う展開を警戒する。台湾ドルは中国・人民元との連動性が高いからだ。ただムニューシン米財務長官は1月の公聴会で「長期的には強いドルが重要」と発言した。当面はトランプ政権の為替政策を瀬踏みする展開が続きそうだ。

(台北=伊原健作)

先週(2月27日~3月3日)の外国為替市場で主要25通貨のうち、最も上昇したのは米ドルだった。米連邦準備理事会(FRB)高官が講演などで相次いで米早期利上げを示唆。市場で3月利上げ観測が高まり、ドル買いが目立った。

最も下落したのはブラジルレアル。原油安を背景に資源国通貨が売られた。英国の欧州連合(EU)離脱通知後にスコットランドが英国からの独立を巡る国民投票を実施すると伝わり、英ポンドも売られた。

[日本経済新聞夕刊3月7日付]

投資番付をMyニュースでまとめ読み
フォローする

保存
共有
印刷
その他

電子版トップマーケットトップ

読まれたコラム