2019年6月20日(木)

地方競馬の売り上げ好調 ネット投票、各地に恩恵

2017/1/7 6:30
保存
共有
印刷
その他

中央競馬の昨年の売り上げは約2兆6708億円。前年比3.4%増で、5年連続のプラスとなった。東日本大震災があった2011年を底に売り上げ回復が続き、14年からは3年連続で3%台の伸び率。額が大きく、3%台の伸びを3年続けるのは至難の業だ。

第62回東京大賞典を制したアポロケンタッキーと内田博幸騎手=共同

第62回東京大賞典を制したアポロケンタッキーと内田博幸騎手=共同

中央に劣らず地方も回復著しい。象徴的だったのが、有馬記念4日後の昨年12月29日に行われた東京大賞典(大井・G1)だった。

レース単体の売り上げは37億3269万5200円で前年比約10億円(36%)増。中央のG3でも売れる部類のレースに匹敵する水準だ。1日の売り上げ61億9493万3590円は、昨年11月3日のJBC競走(川崎)当日に出た48億7402万2850円を上回る地方競馬最高記録だ。

原動力はネット投票。特に、12年10月から始まった中央のネット投票会員を対象とした発売が好調だ。昨年の年間売り上げは約591億2444万円で、通年発売初年度の13年から2.3倍に跳ね上がった。恩恵は大井や川崎だけでなく、小規模場にも及んでおり、高知は昨年1~11月の1日平均売り上げが前年比約30%増。16年度は開場以来最高額を更新する勢いだ。

ただ、東京大賞典でも中央馬7頭が1~7着までを占めるなど、中央馬との競争力格差は縮まる気配がない。好調な業績を生かし、「賞金増額→在籍馬の資質向上」という好循環にいかに結びつけていくかが、今後の課題だ。

(野元賢一)

保存
共有
印刷
その他

競馬のコラム

電子版トップ



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報