最新の市場情報

「※」は20分以上遅延
日経平均株価(円) 22,001.32 +13.03
日経平均先物(円)
大取,19/12月 ※
21,810 +10

[PR]

投資番付

フォローする

南ア・ランド持ち直しの動き 大統領退陣観測も上昇圧力
通貨番付

2016/11/8 14:32
保存
共有
印刷
その他

南アフリカの通貨ランドが持ち直している。同国の財政の信認を担うゴーダン財務相の詐欺疑惑を巡る捜査が中止になったためだ。さらに構造改革に消極的だったズマ大統領が政治的疑惑の高まりで退陣するとの観測も浮上している。大統領が退陣すれば、南ア経済の中長期的な見通しはむしろ好転し、ランドは一段と上昇する可能性がある。

南アの国家検察庁は10月31日にゴーダン財務相の詐欺疑惑を巡る捜査を中止すると発表し、裁判所への出頭命令も取り消した。出頭命令の存在が明らかになった11日に1ドル=14ランド台半ばまで急落したランドだが、今回の発表で急上昇。11月2日には8月中旬以来の高値となる1ドル=13ランド台前半を付けた。

発表を受け、同国の財政健全化が遅れる懸念はひとまず後退した。「1ドル=14ランドへの下落は遠のいた」(第一生命経済研究所の西浜徹氏)との見方が多い。

さらに同国のズマ大統領が退陣に追い込まれる可能性も出てきた。2日に大統領の友人のグプタ家による政治介入疑惑に関する報告書が公表された。「報告書の内容が真実なら、ズマ氏の辞任は避けられない」(SMBC日興証券の平山広太氏)との声もある。

南アは国内景気の停滞と高いインフレ率の併存に苦しむ。同国財務省は先月下旬に2016年の実質経済成長率の見通しを0.5%と、2月時点の予測(0.9%)から引き下げた。

ズマ氏の退陣が決まれば、経済の中長期的な見通しが改善し、ランドの上昇圧力になる可能性もある。政治的要因によるランドの底堅さがどこまで続くかに注目が集まっている。

(日経QUICKニュース)

先週(10月31日~11月4日)の外国為替市場で主要25通貨のうち最も上昇したのはニュージーランド(NZ)ドルだった。政府が同国経済は堅調との見方を示したほか、利下げ観測の後退などが背景だ。

最も下落したのはブラジルレアルだった。

[日本経済新聞夕刊11月8日付]

投資番付をMyニュースでまとめ読み
フォローする

保存
共有
印刷
その他

関連キーワード

電子版トップマーケットトップ

読まれたコラム