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春秋

先日、スポーツカーを買った。色は真っ赤。しかもマニュアル車である。注文の際、ディーラーの販売員に「いい年をして恥ずかしい」と言いわけをすると、「いや、僕が売った顧客のなかで、いちばん若いと思います」と言われて驚いた。当方、遠からず定年である。

▼そこでいろいろと話を聞いてみた。「30、40歳代でマイカーを買うのは、移動の手段を必要としている人です。幼児を連れて長時間、電車に乗るのは大変なので帰省は車で、とか」。若いころは目立つ派手な車に彼女を乗せて走りたいんじゃないの? 「その下の世代はスポーツカーどころか、そもそも車を買いません」。

▼大学生のころ、まだバブル景気にはなっていなかったが、少し気合を入れてアルバイトをすれば、車は手に入った。トヨタのスターレットを買って、乗れもしないサーフボードを上に載せ、意味なく湘南海岸に行く。そんな連中がたくさんいた。そういえば、「趣味はドライブです」と語る若者にめったに会わなくなった。

▼車が単なる移動の手段ならば、買う必要はあまりない。レンタカーはスマホでちょちょいで借りられる。最近はウーバーもある。同僚と今後のヒット商品の品定めをした際、最も支持を集めたのは自動運転車だったが、自分の予想は「運転しにくい車」である。某自動車メーカーのトップは自動運転が実は大嫌いだそうだ。

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