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上昇率が大きいマザーズ銘柄 AIやスマホゲーム上位

日本株番付

新興市場が堅調な値動きを保っている。日経平均株価は昨年末に比べ10%強下落しているが、東証マザーズ指数はプラスを維持している。世界景気や為替動向の不透明感から大型株が手掛けにくい中、成長期待の高い銘柄に資金が向かっている。東証マザーズ市場に上場する銘柄の年初来の上昇率をランキングしたところ、上位には人工知能(AI)などの新技術やスマートフォン(スマホ)ゲーム、電子商取引(EC)の関連株が並んだ。

上昇率首位は企業のソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)活用を支援するアライドアーキテクツ。中国の短文投稿サイト「微博(ウェイボ)」の運営会社が出資する企業との契約や、自社提供アプリにAI技術を盛り込んだことが材料視された。

11位のMRTや12位のロゼッタもAI関連。MRTはスマホ診療システム、ロゼッタは自動翻訳ソフトの将来性に期待が集まった。

6位のCRI・ミドルウェアや17位のシリコンスタジオはスマホを用いた仮想現実(VR)技術が有望視されている。AIやVRの足元の収益寄与度は小さいが「活用が今後本格化しそうな技術への期待は高い」(いちよし証券の宇田川克己氏)という。

スマホゲーム関連銘柄も人気だ。3位のモバイルファクトリーはポケモンGOのヒットをきっかけに、同社が得意とする全地球測位システム(GPS)を用いたゲームの普及期待が高まった。18位のモブキャストが2016年1~6月期に最終赤字に沈むなど、スマホゲーム関連も期待先行で買われている面が強い。

半面、EC関連銘柄は業績の裏付けもある。2位のTOKYO BASEや9位のエニグモはインターネット経由の衣料品販売が好調だ。

新興市場は株価の短期的な騰落が大きい。「思惑先行で買われた銘柄は、人気が離散したときの下げ幅も大きくなりがち」(みずほ投信投資顧問の蛭川修一氏)なのは注意が必要だ。

[日本経済新聞夕刊9月21日付]

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