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スイスフラン、英EU離脱で上昇圧力 中銀、為替介入で対抗
通貨番付

2016/8/23 13:56
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安全通貨と位置付けられるスイスフランへの上昇圧力が続いている。英国が6月23日の国民投票で欧州連合(EU)からの離脱を決めたのを受け、欧州経済の先行きへの不確実性を懸念する投資家によるフラン買いが加速。イタリアの銀行が抱える不良債権問題もユーロ売り・フラン買いの材料になっている。

スイス国立銀行(中央銀行)は必要に応じて通貨高に対応すると繰り返し強調している。実際、英国のEU離脱が確実になった直後にはフラン売り介入を実施したと表明した。その後は1ユーロ=1.08スイスフラン前後がスイス中銀が許容する水準になったとの見方が広がりつつある。

現段階ではスイス中銀が民間銀行の余剰資金に手数料を課すマイナス金利を拡大するとの見方は少ない。「既に銀行経営を圧迫し、年金基金の運用が一段と難しくなっている」(スイスの銀行ボントベルのスベン・シューベルト氏)ためだ。

金利の変更は為替介入の後の切り札として温存しているとの見方もある。UBSのアレッサンドロ・ビー氏は「1ユーロ=1.05スイスフランまで上昇すれば金利の変更はあり得る」と分析する。

イタリアでは今秋、憲法改正の是非を問う国民投票がある。これもスイスフランの相場を左右しそうだ。イタリアのレンツィ首相は否決されれば辞任すると公言しており、政局が混迷するようならフラン買いが勢いを増すのは必至。一方、年内に米連邦準備理事会(FRB)が追加利上げに動けばフランへの上昇圧力は和らぐとみられている。

(ジュネーブ=原克彦)

先週(15~19日)の外国為替市場で、主要25通貨のうち最も上昇したのは日本円だった。7月開催分の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨の公表で早期の米利上げ観測が後退したことから、円やユーロが買い戻された。

最も下落したのはブラジルレアル。中央銀行がレアル高抑制のための為替介入を拡大したことが主因だ。

[日本経済新聞夕刊8月23日付]

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