Amazonダッシュボタン 決め手は価格よりブランド力 (藤元健太郎)

(1/2ページ)
2016/7/18 6:30
保存
共有
印刷
その他

米アマゾン・ドット・コムがモノをインターネットにつなぐIoTのアプローチとして米国で展開している「ダッシュボタン」が、いよいよ注目されている。

新型ダッシュボタンは機能をプログラミングできる

新型ダッシュボタンは機能をプログラミングできる

日本では未発売だが、このボタンはどこにでも貼れる小さなWi-Fi通信機器になっている。通信可能な場所なら家の中のどこからでもボタンひとつで発注できる。

例えば洗濯機に洗剤のボタンを貼れば、洗剤が切れた時にすぐにボタンを押して注文できる。米国では日用品や食品など、対応ブランド数が160以上に広がった。

そして今回、さらにプログラム可能なボタンまで発売したことが話題になっている。

アマゾンのクラウドと連動して様々なプログラムを組み込んでおける。例えば近くのお弁当屋が「A定食」「B定食」のような発注ボタンを作成。お得意さんに配っておいて、押されれば作り始めるという売り方も可能になるかもしれない。エアコンと扇風機を同時に動かすようなリモコンに使える可能性もある。

メーカーもアイデア次第で、自社製品やサービスを簡単にIoT化できるツールになる可能性を秘めているのだ。

様々なブランドを展開しているメーカーにとっては、とても重要なチャネルが誕生したと言える。かつてはCMを大量に投入し、大手流通の棚の良いところを取るために頑張るのがメーカーのマーケティングだった。

インターネット通販の時代になり、スマホのアマゾンアプリの中で検索して比較される時代になると、価格もますます重要な要素になった。

しかし、ダッシュボタンの場合、消費者はボタンを押すタイミングでは価格を確認していない。つまり安さで選ばれるというよりも、あらためてブランドとして選ばれることになるのだ。

  • 1
  • 2
  • 次へ
保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]