VR、家族から総スカン? 皆で楽しむコンテンツを (徳力基彦)

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2016/7/10 6:30
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プレイステーション4用のVRヘッドセット、いわゆる「プレステVR」の予約が6月に開始され、大きな話題となった。VRとはバーチャルリアリティー(仮想現実)の略。ゴーグル型のヘッドセットを装着することで、360度全方向が仮想現実の世界に没入できる。

韓国サムスン電子のVRジェットコースター体験。一体感が味わえる

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VRヘッドセットは米オキュラスの「リフト」などパソコン用が販売され盛り上がりを見せているが、10万円前後が中心で、一般家庭に普及するには価格が問題となると言われていた。

そこにプレステVRは5万円を切る価格で切り込んだ。オンライン予約は文字通り「瞬殺」。店舗での予約も各所で行列が見られた。筆者も予約する気満々だったが涙をのんだ口だ。

「ファイナルファンタジー」や「バイオハザード」など有力ゲームが次々にVR対応を表明。最近はスマートフォン(スマホ)ゲームに押されて注目が薄くなっていた据え置き型ゲーム機業界で、久しぶりの明るい話題となっている。

今後注目されるのは、VRがどれぐらいの桁の数で家庭に普及するかという点だろう。

VRコンテンツは「没入型」と評されることも多いように、目の前を密閉する形での体験が中心になる。現時点では明らかに一般家庭のリビングとの相性は悪い。家族団らんのタイミングで、父親が1人でVRをつけて自分の世界に閉じこもってしまったら、家族から総スカンをくらうのは想像に難くない。

一昔前には3Dテレビが次世代テレビとして喧伝(けんでん)されたが、専用メガネやコンテンツが必要であまり普及していない。VRもメディアでの話題度に比べると一般家庭への普及は緩やかにとどまる可能性もまだまだある。

ポイントとなるのはやはり「VRならではのコンテンツ」だろう。

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