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欧州経済地域(EEA) Brexitの基礎知識(4)

単一市場へアクセス権

欧州連合(EU)離脱後の英国の貿易を考える上で重要になりそうなのが「欧州経済地域(EEA)」だ。EU全28カ国にノルウェー、リヒテンシュタイン、アイスランドを含めた31カ国で成り、EU単一市場にアクセスする権利を持つ。

EEAは1994年、EUの前身である欧州共同体(EC)とノルウェーなどで成る欧州自由貿易連合(EFTA)の市場(スイスを除く)をまとめる形で発足した。欧州で統一自由貿易圏をつくり、世界での地位を維持・向上させる狙いがあった。

加盟国はEU市場にモノ、サービス、資本を自由に移動できるほか、教育、環境、観光、消費者保護など広い分野で協力する。EUとEFTAによる合議などで意思決定するが、実質は広くEU法への準拠が求められる。一定額の拠出金も支払う必要がある。

EUと同様に人の移動の自由も認めている。人材確保はできるが、東欧などからの移民流入に歯止めをかけにくくなる。EU離脱派の多くは移民に反感を持っているとされ、英国がEEAからも離脱するかどうかが焦点の一つとなる。

英国がもしEEAに残れば、EU離脱の悪影響を小さくできるとの見方がある。英国の貿易は半分がEU向けで、市場への自由なアクセスは必須とみられているからだ。

だが、関係国は単一市場のアクセスと、移民の制限を同時に求める主張は「いいとこ取り」だと批判している。

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