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インド・ルピー、先安観強まる 米の早期利上げ観測映す
通貨番付

2016/5/31 14:37
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インド通貨ルピーの先安観が強まっている。国内に買い材料が乏しいなか、米国で早期の利上げ観測が高まっているためだ。ルピーが今後急落するとの見方は少ないが、新興国からの資本流出につながる米利上げが下げ圧力になる展開が予想される。

ルピーは2月下旬、対米ドルで1ドル=68ルピー後半をつけ、2013年8月の過去最安値圏まで下落。その後は持ち直し、3月中旬から5月中旬まで1ドル=66ルピー台で安定したが、米の早期利上げ観測で5月19日以降は1ドル=67ルピー台に下落した。

27日、米連邦準備理事会(FRB)のイエレン議長が「数カ月内」の追加利上げを示唆。早ければ6月中旬の可能性もあり、ルピーの下落圧力は高まる。

インド国内の経済情勢に買い材料は乏しい。印モディ政権は5月中旬、企業の破綻処理手続きを円滑にし、銀行の不良債権処理を加速させる「破産・倒産法」を成立させた。経済改革の進捗を印象づけたが、市場の反応は限定的だ。

農作物の収穫や農村消費に大きな影響を与えるモンスーン期(6~9月)の降雨量は、今年は平年を上回る量が見込めるとの予測が多い。だが、通貨の買い材料になるかどうかは見極めが必要だ。

三菱東京UFJ銀行ムンバイ支店の宇都宮誠上席支店長代理は「ルピーはじりじりと下げ、1ドル=69ルピー前後の過去最安値の水準まで下がる可能性がある」と話す。13年夏、ルピーは米金融緩和の縮小観測を受けて急落した。当時に比べ経常赤字は大幅に縮小し、外貨準備高も積み上がった。同様の急落は見通しにくいものの、ルピーは安値を探る展開になる公算が大きい。

(ムンバイ=堀田隆文)

先週(23~27日)の外国為替市場で、主要25通貨のうち最も上昇したのはノルウェークローネだった。原油価格の上昇で資源国通貨である同国通貨に買いが広がった。

最も下落したのはインドネシアルピアだった。

[日本経済新聞夕刊5月31日付]

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