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代々木公園ポイ捨て最多 五輪会場予定地を調査

歩道1メートルにごみ1.06個

IT(情報技術)ベンチャーのピリカ(東京・目黒)は、2020年に開かれる東京五輪の会場予定地で、ごみのポイ捨てなどの現状を調べた。歩道1メートル当たりのごみが最も多かったのは国立代々木競技場がある代々木公園エリアで1.06個。最も少なかったのはバスケットボール会場のさいたま新都心で0.12個だった。

調査は2015年11月~16年4月に、東京五輪の会場予定地を16エリアに分けて実施した。最寄り駅から会場に向かう複数のルートや会場の外周など、総延長約75キロメートルの道路をスマートフォン(スマホ)で撮影。同社が開発した認識ソフトを使って、路上に落ちているごみと路面に貼り付いているガムの数を調べた。都市環境の保全に取り組むNPO法人「もう一つのプロジェクト」と協力した。

ごみのポイ捨ては、歩道1メートル当たり平均0.39個だった。ごみが多かったのは代々木公園のほか、東京国際フォーラムがある有楽町や国立競技場エリアなど都心部が目立つ。ごみの種類は全体の51%をたばこが占めた。ビラやテイッシュなどの紙類は35%、空き缶やペットボトルなどの飲料容器は1.7%だった。

路面に貼り付いていたガムの個数は有楽町が最も多く、1メートル当たり3.15個だった。味の素スタジアムなどがある飛田給(調布市)が1.76、ボクシング会場の国技館がある両国が1.73と続いた。最も少なかったのはカヌー会場の葛西臨海公園で0.23個。平均は1.05個だった。

ピリカの小嶌不二夫社長によると「駐車場や空き地、高架下などにごみが多かった」という。同社は自治体や民間団体などと連携し、調査結果を今後のポイ捨て対策などに役立ててもらう考えだ。

ごみのポイ捨てなどの実態調査は人件費がかかる上、調べる人によって発見の精度にばらつきがあるなどの課題があった。同社の調査手法は「歩道1メートル当たりのごみの数」という基準を設けているため、定量的に状況を把握できる。ポイ捨て対策の効果を測るのにも役立つとみられている。

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