2018年6月22日(金)

まるで無人販売ロボ スマホと自販機が連携 (藤元健太郎)

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2016/5/22 6:30
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 先日、米国のマクドナルドが店内の自動化を進めるためにレジを無くしてロボットで販売するという報道があった。人工知能(AI)が搭載されたロボットが我々の仕事を奪うと言われている状況なので、ややセンセーショナルな報道のされ方をされているのだろう。店内に配置された機械を見ると、要するにそれは自動販売機だ。

スマホアプリでポイントがたまる自販機などが登場

スマホアプリでポイントがたまる自販機などが登場

 確かに自動販売機はデジタルサイネージ(電子看板)や電子マネー決済などデジタルコミュニケーションができるものが増えており、まさにロボットでもある。日本では500万台設置されており、実に身近な存在だ。

 さらに日本は治安が良いことから屋外設置が多く、利便性を考えると世界で一番利用が進んでいると言えるだろう。そういう意味では「無人販売ロボット」の活用可能性が大きい国でもあるということだ。

 日本コカ・コーラが4月に始めた「コーク・オン」は対応の自動販売機で商品を購入すると、スマホのアプリにスタンプがたまるようなサービスを実装。スマホとの連携ができる自動販売機になっている。今後、全国に約100万台ある自販機を全て置き換える計画だという。

 「自販機と消費者をつなぐコミュニケーションがポスターやPOP(店頭販促)に限定されてしまうというボトルネックがあった。コーク・オンはこの課題のブレークスルーになる」(日本コカ・コーラ)

 自販機をコミュニケーションツールとして活用する動きは他でもあり、同業のダイドードリンコもポイントがたまるカードに対応した自動販売機を増やしている。

 コンビニエンスストアやスーパーなどの小売りの現場では、自分達が直接コミュニケーションをとろうとしても流通側にオペレーションの負担を強いることになったり、競合他社メーカーの存在もあったりで簡単ではない。

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