お得な「年間パスポート」でレジャーを楽しむ

2016/5/12 5:40
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 博物館や動物園などでは、年間を通じて何度も入場できる「年間パスポート」を販売する施設が多い。数回分の入場料金で買えることが多く、それ以上訪れる場合は割安になる。提携先や周辺施設でも特典を受けられることが多く、上手に活用すれば年間を通じてお得に楽しめそうだ。

低料金で繰り返し楽しめる(北海道旭川市の旭山動物園)

低料金で繰り返し楽しめる(北海道旭川市の旭山動物園)

「子供と一緒に何回でも楽しめるのでパスポートを購入した」と話すのは東京都内に住む主婦Aさん(38)。5歳の息子が保育園の遠足で出かけた国立科学博物館(東京・台東)を気に入り、せがまれて休日に一緒に出かけるようにした。

Aさん自身が購入したのが「リピーターズパス」で、料金は1030円。通常の1回当たりの料金(常設展)は620円(高校生以下は無料)だから、1年間に2回以上出かければパスを買ったほうが安あがりになる。年に数回開かれる特別展にも割引料金で入れる。

多くの美術館や博物館、動物園などが1年間に何度でも入場できるチケットを販売している()。「年間パスポート」や「友の会」などと呼ばれ、年2~4回ほど訪れると、都度料金を払うより割安になることが多い。一般に購入した日や月を起点として1年間有効。常設展のみを対象とする施設もあれば、特別展を含めて入場できる場合もある。

特定の年齢層に限り、年間パスポートの料金を特に安く設定する施設も少なくない。例えば東京都立の動物園や庭園では、65歳以上を対象にパスポート料金を一般の約半額にしている。東京国立博物館は、大人の中でも特に「29歳以下」を対象に、年間パスの料金を一般より安い1100円で販売する。「若い年齢層の入館者を増やしたい」(総務部)との狙いからだ。

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名古屋ボストン美術館や金沢21世紀美術館では、家族や友達同士で登録すると、1人当たりの料金が割安になる。名古屋ボストン美術館では、夫婦と18歳未満の子どもが対象で、人数にかかわらず1家族あたり7350円で登録できる。金沢21世紀美術館は最大6人(年会費8000円)まで人数に応じて年会費が設定され、友達同士でも登録可能だ。

季節ごとに訪れる人も多い(東京都文京区の六義園)

季節ごとに訪れる人も多い(東京都文京区の六義園)

1枚のパスポートで別の施設を巡ることができるタイプもある。例えば東京国立博物館は、同博物館を対象にした通常のパスのほかに、京都・奈良・九州の各国立博物館の常設展を何度でも楽しめるパスを販売。回数限定で特別展にも入場でき、料金は一般が4100円、29歳以下が3000円だ。

国立国際美術館(大阪市)と東京国立近代美術館、京都国立近代美術館の場合、いずれかの会員になっていれば、どの施設にも入場できる(対象は常設展)。料金は施設によって異なる。さらに国立西洋美術館(東京・台東)の常設展にも無料で入れる特典もある。

北海道旭川市の旭山動物園が販売するパスポート(高校生以上1020円)は他のレジャー施設での割引特典がある。対象は円山動物園(札幌市)やおたる水族館(北海道小樽市)などだ。福井県立恐竜博物館(勝山市)は提携するホテルや旅館、飲食店、レンタカーなど幅広い施設で割引特典がある。

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1年間に限らず長期で楽しみたいという人向けに次年度割引を適用する例もある。「森美術館+東京シティビューパスポート」は、有効期限の前後1カ月内に更新すると、料金が5000円と新規購入に比べ1000円安くなる。海遊館(大阪市)では有効期限の3カ月前から更新が可能で、期限前に更新すると、次年度の有効期限が13カ月と1カ月間多くなる。

パスポートの販売や更新は、各施設の入場窓口のほか、施設によってはインターネットでも受け付けている。中には年間パスでの入場を断る日を設ける施設もあるので購入前に確認しよう。年齢による割引を受けたい場合は、年齢のわかる身分証明書が必要になることが多い。(川本和佳英)

[日経プラスワン2016年5月7日付]

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