世論の分断 より深刻に
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悩める超大国の再生を担うのは過激な異端児か、それとも経験豊富な政策通か。11月の米大統領選は好対照の2人が相まみえる構図となる。
「反主流派」と「主流派」の対決は過去にもあったが、国内の分断をあおる危険はいつも以上に大きい。世界にはびこるポピュリズムの波にのまれ、自由で多様な社会を尊ぶ米国の価値観が揺らぐ恐れもある。
「奴隷解放宣言」で知られるリンカーン元大統領が礎を築いた共和党は、いよいよ崖っぷ...
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