/

米、北朝鮮包囲網へ着々 追加制裁発表

国務長官が訪中へ

【ワシントン=川合智之】トランプ米大統領は26日、北朝鮮への軍事行使について「望ましい選択肢ではないが、もし選択すれば北朝鮮には壊滅的だ」と警告した。さらに同日、北朝鮮の銀行・関係者への追加制裁も発表。核・ミサイル開発の資金源を絶つ包囲網づくりを着々と進めている。

「金正恩(キム・ジョンウン)委員長は言うべきでないことを言った」。トランプ氏は26日の記者会見で、過熱する威嚇の応酬の責任は北朝鮮側にあると説明した。軍事行使については「第2の選択肢だ」と言明し、制裁や外交圧力による抑止を優先する意向を明確にした。

実際、過熱する北朝鮮との舌戦とは裏腹に、軍事環境にはあまり変化がない。米軍制服組トップのダンフォード統合参謀本部議長は26日の上院軍事委員会の公聴会で「政治的には明らかに緊張が高まっているが、北朝鮮の軍事情勢に変化は見られない」と述べた。

米政府が記者会見の直前に発表したのが、北朝鮮の銀行8行と関係者26人への追加制裁だ。トランプ氏が21日に署名した対北朝鮮制裁を強化する大統領令に基づき、独自制裁の強化に動いた。ムニューシン米財務長官は声明で「北朝鮮を完全に孤立させる戦略を進める」と強調した。

国連安全保障理事会が11日採択した追加制裁決議の実効性を高め、制裁の抜け道をふさぐカギとなるのは中国だ。米国務省は26日、ティラーソン国務長官が28日~10月1日に中国を訪れると発表。11月のトランプ氏訪中の「地ならし」をするとともに、北朝鮮へのさらなる圧力行使を求める考えとみられる。

中国政府は国連決議を受け、北朝鮮への石油精製品の輸出制限などの制裁措置を行うと発表。ロイター通信によると、中国人民銀行(中央銀行)が北朝鮮との取引停止を求める通知を各銀行に出すなど、一定の踏み込んだ対応に出た。

春割ですべての記事が読み放題
今なら2カ月無料!

セレクション

トレンドウオッチ

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
春割で申し込むログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
春割で申し込むログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
春割で申し込むログイン