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中国、軍事パレードに1.2万人動員
兵器の8割が初公開

2015/8/22付
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【北京=山田周平】中国政府は21日、日中戦争での勝利70年を記念して9月3日に北京市で開催する軍事パレードの概要を発表した。習近平国家主席(中央軍事委員会主席)は2009年の前回パレードに比べ5割多い1万2千人を閲兵し、500以上の国産兵器を動員する。現時点でロシア、カザフスタンなど十数カ国が兵士や代表団の派遣を決めたとしている。

中国は今年を「抗日戦争と世界反ファシズム戦争勝利70周年」と位置づけており、9月3日に北京で記念式典を開く。人民解放軍総参謀部作戦部の曲叡・副部長(少将)らが21日記者会見し、式典のヤマ場となるパレードについて説明した。

北京中心部の天安門付近で3日午前にあるパレードの時間は70分前後。1万2千人の兵士ら、四十数種類で500台以上の装備、二十数種類で200機近い航空機が参加する。登場する兵器は全て国産の主力で、84%が初公開だとした。

兵器の詳細は説明しなかった。ただ、中国メディアはステルス戦闘機「殲20」、移動式大陸間弾道ミサイル「東風41」、対艦弾道ミサイル「東風21D」など新型兵器が登場する可能性があると報じており、軍事関係者の注目を集めそうだ。

十数カ国の参加国について、ロシア、カザフ以外の具体名は調整中だとして明らかにしなかった。中国メディアはモンゴル、ベラルーシ、キルギスの国名を報じている。韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領は9月2~4日に訪中することを決めたが、パレードを参観するかどうかは未定としている。

パレードは合計50隊列で構成する。このうち2つの隊列は日中戦争を実際に戦った元兵士の車列とする。日中戦争の前後に内戦を繰り広げた国民党の指揮下で戦った元兵士も招き、日中戦争で同党が果たした役割も改めて評価する。

曲氏はパレードの目的は「新型兵器装備が閲兵を受けることで、世界平和を維持し、国家主権や安全、発展の利益を守り抜くという決意と能力を体現する」ことだと主張した。「特定の国に向けたものではない」と日本をけん制する意図を否定した。

北京市内ではすでにパレードの準備が始まっており、20日には大気汚染を防ぐため、ナンバープレートに応じた自動車の走行規制が始まった。22日夜から23日朝にかけては、実際の会場も使った大規模な予行演習が行われる。

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