2019年5月25日(土)

トランプ氏「オバマ氏は米生まれ」 出生地巡る発言修正

2016/9/17 15:30
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【ワシントン=芦塚智子】米共和党の大統領候補で不動産王のドナルド・トランプ氏(70)は16日、ワシントン市内でのイベントで「オバマ大統領は米国で生まれた」と初めて認めた。トランプ氏は以前、オバマ氏はケニア生まれで大統領の資格を満たさない疑いがあるなどと繰り返し攻撃していた。

16日、オバマ氏の出生地問題などについて演説するトランプ氏

トランプ氏は、オバマ氏の出生地を巡る疑惑は民主党の大統領候補、ヒラリー・クリントン前国務長官(68)と陣営が2008年の大統領選で最初に取り上げたと主張。「私が(疑惑を)終結させた」と語り、自身が疑惑を取り上げたためにオバマ氏が出生証明書を公表したと正当化した。

トランプ氏は、大統領選への出馬を検討していた11年にオバマ氏の出生地に疑問を呈する発言を始めた。オバマ氏は08年にハワイ州が発行した出生証明書の抄本を公表していたが、11年に改めて原本を公表。トランプ氏はその後も主張を明確に撤回していなかった。最初の大統領候補討論会を26日に控え、正当な根拠がなく人種差別とも受け取られかねない問題から距離を置く狙いがあるとみられる。

オバマ氏は16日、ホワイトハウスで記者団に対し「やるべきことが山積している時期に、そんな問題が浮上するとは驚きだ。大統領選がもっとまじめな問題を巡るものであるよう望む」と語った。クリントン氏は同日、ワシントン市内での講演で「(トランプ氏は)5年にわたり、米国初の黒人大統領の正当性を否定する運動を率いてきた」と批判。トランプ氏にオバマ氏と米国民に対して謝罪するよう要求した。

トランプ氏はオープンしたばかりの自身が経営するホテルで記者会見。ホテルの素晴らしさや退役軍人による支持について語った後に約30秒の声明を発表し、記者の質問を受け付けず退場した。記者団が質問を叫んだり抗議したりし、支持者がUSAコールで対抗するなど一時騒然となった。

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