オバマ氏、広島で日米同盟関係の重要性表明へ

2016/5/13 15:30
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【ワシントン=吉野直也】オバマ米大統領は27日に訪れる被爆地、広島で発表する声明で日米同盟関係の重要性を表明する。戦後、両国が築き上げた強固な同盟関係をたたえながら未来志向の関係も打ち出す。核廃絶に取り組む決意のほか、中韓両国を念頭にアジアの安定も呼びかける。

アーネスト米大統領報道官は12日の記者会見でオバマ氏の広島での声明について「日米関係の重要性と戦後70年の著しい進展を話すことになるだろう」と指摘した。「日米は約70年前には戦争をしていた。現在は幅広い問題で協力している。築き上げた素晴らしい進展の証明だ」と強調した。

オバマ氏の広島訪問決定を受け、米政府は対外的な説明にも力を入れている。ライス大統領補佐官(国家安全保障担当)は12日、ホワイトハウスでベトナム戦争の退役軍人らの代表と会談。訪問の目的に関して「第2次世界大戦の全ての犠牲者を追悼するものだ」と訴えた。

オバマ氏の被爆地の訪問について退役軍人は慎重とみられており、直接、語りかけることで、理解を得る狙いがある。米国内では「謝罪外交」には反発があるものの、訪問そのものへの反対論は今のところほとんどない。オバマ氏の広島訪問は「謝罪ではない」とするホワイトハウス側の説明が世論対策で奏功している。

日米両政府は安倍晋三首相とオバマ氏が26~27日に開催する主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)に先立つ25日に、会場のある三重県志摩市内で会談する調整に入った。オバマ氏が同日夕以降に日本に到着する予定であるため、26日午前にずれ込む可能性もある。サミットの主要議題となる世界経済や南シナ海情勢について両首脳が事前に腹合わせする狙い。

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