米雇用、問われる持続力 景気、踊り場の懸念
利上げ判断に影響も
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【ワシントン=河浪武史】米労働省が6日発表した4月の雇用統計は、就業者の増加数が16万人にとどまり回復が一服した。米国は経済成長率も急減速し、景気が踊り場に差し掛かる。年2%台の緩やかな成長経路に復するかどうかは、雇用増と消費増の好循環が維持できるかにかかる。追加利上げの是非が問われる米連邦準備理事会(FRB)も様子見の機運がにじみそうだ。
4月の雇用統計は強弱が入り交じる。直近3カ月でみれば雇...
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