南海トラフとの関連、見方分かれる

2016/4/17付
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今回の地震活動は、西日本の太平洋沿いで起こる大規模な南海トラフ地震や阿蘇山の火山活動との関係を指摘する専門家もいる。

南海トラフ地震のような海溝型地震を起こすプレート(岩板)の動きは、内陸部にゆがみを生じさせる。このため海溝型地震の前に、内陸地震が起こることがある。名古屋大学の木股文昭・元教授は「大きな意味では、南海トラフ地震の前震と考えることもできる」と述べる。長期的な視点でのとらえ方だ。東日本大震災についても2008年の岩手・宮城内陸地震の関連が指摘されている。

一方、東京大学地震研究所の加藤照之教授は「今回の震源域から南海トラフまでは距離があるため、巨大地震を誘発することはないだろう」と話す。今回の断層のずれが南海トラフに与える力は小さいとの見方だ。

阿蘇山は本震後の16日朝、小規模な噴火をした。噴煙は約100メートルの高さまで上がった。山岡耕春・名古屋大学地震火山研究センター長は「火口の内壁が崩れ、火口付近の熱い空気にのって上昇しただけかもしれない。今のところ、火山性地震など阿蘇山が大規模に噴火する予兆はない」と話す。

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