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北朝鮮ミサイル、秋田沖250キロに落下 経済水域内は初

2016/8/3 15:30
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【ソウル=加藤宏一】韓国軍によると、北朝鮮は3日午前7時53分ごろ、南西部の黄海南道付近から弾道ミサイルを日本海に向けて発射した。中距離弾道ミサイル「ノドン」と推定される。防衛省は約1千キロ飛行し、秋田県男鹿半島沖の西約250キロメートルの日本の排他的経済水域(EEZ)内に落下したもようだと発表した。海上自衛隊の護衛艦がミサイルの破片の回収に向かっている。

ミサイルの弾頭部分が日本のEEZに落下するのは初めて。安倍晋三首相は3日、首相官邸で記者団に「わが国の安全保障への重大な脅威で許しがたい暴挙だ。明白な国連安全保障理事会の決議違反で断固抗議した」と表明。菅義偉官房長官は記者会見で「安保理メンバーにしかるべき対応を求めたい」と述べた。

岸田文雄外相は記者団に「付近を航行する艦船、飛行する航空機の安全にも関わる事態で、大きな問題だ」と批判。中谷元・防衛相は「米国、韓国とも緊密に連携しつつ、安全の確保に万全を期す」と記者団に話した。

首相は(1)情報収集・分析や国民への迅速・的確な情報提供(2)航空機、船舶の安全確認の徹底(3)不測の事態に備えた万全の態勢――を指示した。政府は国家安全保障会議(NSC)を開催。現時点で航空機や船舶への被害は確認されていない。

一方、米戦略軍は北朝鮮から2発の弾道ミサイル発射を検知したと発表。1発は発射直後に爆発し、もう1発が日本海に落ちたとしている。

韓国軍は北朝鮮の意図について「韓国だけでなく、周辺国も打撃できるという挑発の意思、野望を直接的かつ露骨的に示した」と指摘。防衛省が2日公表した防衛白書に反発した可能性もある。

米国防総省当局者は2日、北朝鮮のミサイル発射を強く非難するとともに「同盟国の防衛に対する米国の関与は強固だ」と強調。制裁決議の履行など「国際社会の決意が固まるだけだ」と述べた。

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