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知事支援の現職、区長選圧勝 都内首長、驚き広がる

都議選見据え「知事との近さ」演出加速

東京都千代田区長選で小池百合子知事が支援した現職の石川雅己氏の圧勝ぶりに、都内の首長や都庁幹部から6日、驚きの声があがった。知事と自民党都連の「代理戦争」の様相を呈した区長選だっただけに、知事主導で進めてきた都政運営がさらに勢いづく。7月の都議選を見据え、都内首長が「知事との近さ」を演出する動きも加速しそうだ。

当確を決め、万歳をする石川氏(右)と小池知事 (5日、東京都千代田区)

23区の区長で構成する特別区長会会長である荒川区の西川太一郎区長は6日の記者会見で、石川氏を支援した知事について「政治家だから、したたかな展望を持っておられるんだと思う」と指摘した。さらに「(昨年11月の荒川区長選では)頑張ってねとビラをくれた。阪神大震災の時は一緒に現地を歩いた戦友でもある」と自身と知事との縁も強調した。

都内のある首長は「知事はケンカの売り方も見せ方もうまい。そういう雰囲気を周囲が作り出している面もある。都議選までは知事に勢いがある今の感じが続くのだろう」とみる。豊洲市場(江東区)への移転問題も「ただの話題づくりとしか思えない」と話す。

知事は特別区長会との意見交換会を2日に開いたのに続き、10日から市町村長と話す場を設ける。都民からの高い人気を背景に自身への協力を求める思惑もありそうだ。首長にとっても今後の都政をにらみ、知事とどう関係を築くかに関心は高まる。

千代田区長選の結果には都庁内も「勝ちすぎだ」と驚きを隠せない様子。ある幹部は「庁内はもう完全に制圧されてしまい、知事へのすり寄りが目立つ」と自嘲する。複数の幹部は「都議会との付き合い方が今まで以上に難しくなる」と口をそろえる。知事は都議会自民党など各会派への根回しに批判的で、従来型の調整は一層難しくなる。

知事と連携する都議会の非自民会派からも「我々も小池ブームに頼っているだけでは取り残されかねない」との声が出る。知事と都議会とのバランスは揺らぎ、22日開会の定例議会には「もう誰も知事にもの申せない」(別の都幹部)雰囲気が漂う。

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