瀬戸際の東芝再建

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東芝株 3週間ぶり高値 米ファンド取得を材料視

2017/7/19付
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東芝株が18日、一時前週末比22%高の283円40銭に急騰し、約3週間ぶりの高値を付けた。売買代金は2.3倍に膨らんだ。米著名投資家デービッド・アインホーン氏が率いるファンド、グリーンライト・キャピタルが東芝株を取得したことが材料視された。

同ファンドが出資者に送った書簡によると「2017年4~6月期中に1株234円強で取得した」。米原子力事業を手掛ける元子会社を法的に処理し資金流出リスクなどが後退。半導体メモリー事業の売却交渉など、現在直面する課題が解消されれば「株価は400円になる」と指摘する。

東芝は債務超過転落で8月1日付で東証1部から2部へ降格となる。これに伴い6月下旬以降、主要指数に連動する運用を目指す投資家の売りが続いていた。「東証2部入りを見据えた売り圧力は今回の件で落ち着く」(松井証券の窪田朋一郎氏)可能性がある。

ただ半導体売却交渉の先行き不安に加え、17年3月期の有価証券報告書の提出も遅れている。「上場維持への不安をいまだに払拭できない」(国内証券)との声は多い。

東芝株を巡っては、旧村上ファンド出身者が設立したシンガポールのファンド、エフィッシモ・キャピタル・マネージメントが今年3月末にかけて大量取得した。発行済み株式数の約9.8%を保有する筆頭株主に浮上している。

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