製造業、再開へ全力 設備や部品供給の復旧急ぐ

2016/4/16 3:30
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熊本地震では多くの企業が情報収集や工場設備の点検など対応に追われている。週明けに再開する可能性もあるが、製造工程が複雑な半導体や、取引する部品メーカーが多い自動車では、工場が停止したまま再開時期が未定の企業もある。一刻も早い正常稼働に向け、全力の復旧作業が続く。

半導体大手、ルネサスエレクトロニクスは自動車向け半導体などを生産する主力の川尻工場(熊本市)が、地震発生直後に稼働を停止。従業員の人的被害はないが余震の影響などで、再開時期は見通せていない。三菱電機も半導体工場(熊本県合志市)と液晶部品工場(同菊池市)の操業を停止。再開時期は現時点では未定だ。

自動車では部品の供給が滞り、工場を止めるケースも出ている。トヨタ自動車九州(福岡県宮若市)は部品メーカーが被害を受けたため、15日朝から主力の宮田工場(同)を停止。操業予定だった16日も休止し、再開は早くて18日以降となる。

自動車部品のアイシン精機は熊本市にある子会社工場が被災。「本格的な復旧作業に入れる時期は見通せていない」という。同社などの稼働停止が自動車メーカーの工場が止まる原因となっているもようだ。

影響は九州以外の生産拠点にも広がる。三菱自動車は水島製作所(岡山県倉敷市)で、18~19日の稼働を一部取りやめる。熊本県内の取引先工場が被災し、部品の調達が止まる見通しのためだ。

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