地球はどうしてできたのか 吉田晶樹著 マントル対流など面白く紹介

2014/10/24付
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(講談社ブルーバックス・980円 ※書籍の価格は税抜きで表記しています)
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(講談社ブルーバックス・980円 ※書籍の価格は税抜きで表記しています)

 われわれが日々、当たり前に暮らし、踏みしめているこの大地は、いつ誕生し、どのようにして現在の形になったのか。地球の内部でどんな力が働いているのか。

 大陸移動という言葉はかなり一般的になり、ユーラシア大陸にインドがぶつかってヒマラヤ山脈ができた、などという話は小中学校でも習うようになった。でも、大陸を動かす原動力となっている「マントル対流」やそのメカニズムについて学ぶ機会は、残念ながら少ない。なにしろ、著者が「おわりに」で嘆いているが、高校での地学の履修率は理科4科目の中で最下位なのだ。

 本書は、われわれが暮らすこの大地のなり立ちとダイナミックな変化を、非常にわかりやすく面白く伝えてくれる。

「マントルの融解と化学分化によってできた大陸は、地球にとって“異質”な存在のようです。たとえが正確かどうか分かりませんが、鍋料理で、鍋つゆの熱対流をマントル対流にたとえると、大陸は余分な“あく”のような存在なのかもしれません」

 中学生・高校生だけでなく、「地球学」に苦手意識のある大人にも、ぜひとも読んで欲しい。

★★★★★

(サイエンス作家 竹内薫)

[日本経済新聞夕刊2014年10月22日付]

★★★★★ これを読まなくては損をする
★★★★☆ 読みごたえたっぷり、お薦め
★★★☆☆ 読みごたえあり
★★☆☆☆ 価格の価値はあり
★☆☆☆☆ 話題作だが、ピンとこなかった

地球はどうしてできたのか (ブルーバックス)

著者:吉田 晶樹
出版:講談社
価格:1,058円(税込み)

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