/

春秋

お盆を過ぎたのに連日の猛暑、どうか熱中症にご注意を……などと残暑見舞いの文句を書きかけて、いや違うと筆を止めた関東在住の方は少なくあるまい。今年の夏は東京あたりのカラカラ天気と、大きな災害も伴う西日本などの天候不順との落差がことのほか大きい。

▼景気のほうも首都圏と地方ではずいぶん様子が異なるようだ。たとえば7月の食品スーパーの売上高は、関東では前年同月比で2.0%増えた。ところが中国・四国や近畿、北海道・東北は軒並みマイナスだという。百貨店でも同じような傾向らしく、不安定な空模様がこういう雰囲気に拍車をかけはしないか心配になる。

▼もともと都市部より賃金が低く、それなのにじりじり上がる物価は地方にも容赦がない。おまけにクルマに頼る暮らしだから、ガソリンの高騰が財布にこたえる。そんな事情が重なって東京と地方の乖離(かいり)が広がっているらしい。こんどの消費税アップの影響は軽微、と見定めたい政権にとってはとりわけ悩ましい話だろう。

▼来月初めの内閣改造を控え、この週明けからは政治がそろりと動き出す。こんな景色を目にしては、かねて「全国津々浦々に景気回復の実感を」と唱える安倍首相としても「地方創生」にいよいよ力が入ろうというものだ。さてしかし、中身は何をどうするか。全国津々浦々にバラマキというのでは地方に熱さは戻らない。

春割ですべての記事が読み放題
今なら2カ月無料!

関連キーワード

セレクション

トレンドウオッチ

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
春割で申し込むログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
春割で申し込むログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
春割で申し込むログイン