「中部発 世界ブランドへ」  洋菓子店シェ・シバタ社長に聞く

2014/4/20付
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愛知・岐阜で4店を展開する人気洋菓子店「シェ・シバタ」(本社・岐阜県多治見市)が海外展開で実績を上げている。目指すのは中部発の世界ブランドの確立だ。オーナーパティシエで社長を務める柴田武さん(43)に狙いを聞いた。

――東京には出店していないが、アジアでは中国、香港、タイにすでに計10店を展開している。

「日本では流行の多くが東京発信だ。だが、アジアでは例えば北海道のカニや沖縄の泡盛が注目されているし、フランス修業時代には周囲に東京どころか日本の場所を知らない人もいた。東京を目標にするのではなく、世界に目を向ける」

「中部の人たちに、海外で認められているケーキ店が地元にあることを自慢してもらえるようになりたい。東京で商業施設が新設されるたびに出店の要請をいただくが、断ってきた。うちで修業する若いパティシエにも海外で活躍する道筋を付けたいと思っている」

――アジアへの出店で感じたことは。

「日本に対する信頼感の高さだ。地域ごとにニーズを見極めてメニューを考えている。タイでは質の高い生クリームの確保や暑さに苦労したが、箱に入れて保冷剤を添えるなど日本流のやり方で生クリームのケーキを提供している。現地採用の人材を活用しており、日本に呼んで研修させるほか、定期的にスタッフが店をまわって指導している。カンボジアへの出店も考えており、近く視察に行く」

――ニューヨークへの出店を検討している。

「世界の経済や流行の発信地であり、以前から最終目的地だと考えていた。年齢や体力を考えると今から行動した方がいいと思った。ニューヨーク出店が実現すればアジアで展開している店舗のブランド力を高めることにもつながる。6月に現地パートナーと会って、協議に入るつもりだ」

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